2008年07月25日

紅葉狩り

FI107888035_0E.jpg                     2006/11/14 05:00

昨年のちょうど今頃のことである、話の種に一度行ってみたいと思っていた北関東の名勝谷川岳の紅葉見物に出かけてみた。11月に入ってしまったので時期を失したかと思いきや、丁度の見頃であった。“一の倉沢”という響きの良い渓谷の眺望は、絢爛豪華という形容がピッタリの絶景だった。葉の落ちない照葉樹林や針葉樹林と異なり落葉する樹林は、なかなか色調が豊かである。街道を暫らく走ると“土合”という名の駅に出た。土地に不案内な為、何と読むのか惑う。訓読ならば“つちあい”音読ならば“どごう”マゼコゼに読む“円高・外為”のような重箱読なら“どあい”である。“成金・消印”のような“湯桶読 (ゆとうよみ)”なら“つちごう”などとも読める。結局、言葉の響きから“どあい”ではならろうかと、見当をつけた。土地の人に聞くと案の定“どあい”でアタリだった。鉄道マニアの間では、上越線のモグラ駅として有名らしい。トンネル駅を見て“土合”という地名に納得がいった。 

昔、子供達の間で言葉の言い換え遊びがあつた。“いにしえ”の昔 武士の“さむらい”が “山に登って”登山して “馬から落ちて”落馬して “おんな”の婦人に笑われて“家に帰って”帰宅して “仏の前”の仏前で “腹を切って”切腹をした。という具合である。一つの事を二通り三通りに言う遊びである。以前、“いわゆる一つの長島語”として有名になった“夢のドリーム”という言い方は、今でも子供達の習字の手本となっている“千字文”を読むよきの“文選読” という読み方とおなじである。“宇宙”の“”おおぞら・・“天地”の“あめつち”・・という読み方である。

長島さんは、イワユルひとつの動物的直感で古代から続く日本本来の学習方法を体得したのかも知れない。しかし、此の頃の新聞を見ると、町村合併で大切な地名が雪崩の如く崩れ始めた。“アホ”な市町村の“バカ”な多数決の成せる業だ。ダシも出ないイワシの頭とタラの頭が寄り合って民主的多数決が、このザマである。市町村議員達の幼児退行ここに至れりといったところである。さいたま市 つがる市 さぬき市などの平仮名系 南アルプス市に負けじと中央アルプス市まで出来るそうだ。成立しないそうだが、南セントレア市 あっぷる市などは、言語道断で開いた口も塞がらない。惜しい事に、奥入瀬も“おいらせ”になるそうだ。奥入瀬の字面からだけでも風景が広がるものを、と惜しまれてならない。以前、私の姉が始めて東京に来て、上野から巣鴨まで山手線で来た時、鶯谷というところを通って“ヒグレサト”とか“ヒグレノサト”とか言う綺麗な地名の所を通って来た、と言う。“日暮里”である。“ニッポリ”と書いてしまえば身もふたも無い。

posted by 語り部同人 at 16:11| 語り部倶楽部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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